Oh. い~ゆ~
Oh・い~ゆ~
皆様こんばんは、お久しぶりです。
この頃欧州が段々大変なことになっています。
英国がブレグジットを決定して以降、フランスに至ってはEU離脱に向けて右派がいきり立っており、イタリアに至っては倒産寸前のモンテパスキ支援での騒動が勃発しています。ドイツもVW・ドイツ銀行関連でグタグタになっており、難民関連で欧州が分裂前夜の状況に。
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フランス極右政党のルペン氏、選挙資金確保が難航-ロシア資金断絶で
2016年12月22日 23:16 JST bloomberg
フランスの極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は、同国大統領選および議会選に必要な2000万ユーロの資金集めに手こずっている。
資金源としていたロシアの金融機関を失ったことが大きいと、同党の財務担当が明らかにした。
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フランスとロシアは何かと裏で繋がっているらしいのですが、まさかロシアに関連する銀行があったとは・・・
まさか、あのプーチン氏が裏で手ぐすねを引いている可能性があるかも・・・
それでも移民の流入で政治が不安定なので次の選挙では躍進の可能性があり、イギリスに次ぐブレグジットがひき起こされれば?欧州分裂に向けてのドミノ倒しが勃発します。
そして、経済面ではイタリアもモンテパスキ関連でガタガタに
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パスキ救済「ハードル高く」ドイツ連銀総裁「公的資金は最後の手段」
2016.12.28 05:00 産経biz
ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は独紙ビルトとのインタビューで、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの救済で公的資金活用のハードルを高くすべきだとの見解。
総裁は公的資金は「最後の手段」として用いることが目的だと発言。イタリア政府が計画している措置は「中核」が健全な銀行のみに適用すべきだと指摘した。
欧州中央銀行(ECB)は26日、直近のストレステストの結果を基に、最大88億ユーロの増資が必要になる可能性があるとする書簡をモンテ・パスキに送付した。
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イタリアの銀行の融資関連書類管理が杜撰でこの状況ではバルクセールですら不可能な状況です。たしかにこの状況ではドイツの指摘も当たり前であり、支援金額の垂れ流しという事態に至る事は容易に推測できます。それ以前に銀行の運営に疑義が発生する状況で当該国内に健全な銀行なぞ存在するのでしょうか?それに対し当該国政府は
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イタリア財務相、欧州中銀を批判 大手銀の資本不足指摘で
12.30.2016 産経デジタル
イタリア経済財務相は、同国3位のモンテ・パスキの巨額の資本不足を指摘した欧州中央銀行の判断について「説明がなく不明瞭だ」と批判。
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EUも建前上はモラルハザードの問題もあり、厳しい指摘もしなければならない立場でしょうが、更なる負担が増えそうなイタリアにとっては反発せざるを得ない状況でしょう。
しかし、上記で記載したように、書類管理杜撰、更に、融資基準が甘すぎて乱脈融資に走った関係上、不良資産が更なる増加に至る可能性もあり、更なる資本状況も必要となるでしょう。ECBの指摘ですら甘すぎる感じがするのは私だけではなさそうです。しかし、EUの宗主国のドイツですらドイツ銀行に秋風が吹いている状況です。そして押し流されるがごとく
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欧州委、イタリアの銀行資金繰り支援の延長承認
2016/12/30 20:37 日本経済新聞
EUの欧州委員会は29日(日本時間30日未明)、イタリア政府が国内の銀行に提供している資金繰り支援策について、来年6月末まで半年間延長することを承認した。
政府が公的支援を検討する同国銀行3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナへの適用も認めた。
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ついにモラルハザードが・・・・
EU域内の銀行救済に関して“なんでもOK”とのサインが示された瞬間となったのです。
あくまで予想ですがこれから公的資金の垂れ流しが横行し始めるのでしょう。
終わりなき、そして“仁義なき公的資金の垂れ流し”へ。
ドイツも認めたという事は・・・
将来のドイツ銀行も含めて・・・・という事でしょうか?
(あくまでヤマ勘です)
日本の際は世界中からボロクソに叩かれたのに、今回の欧州の場合は日本の時と違ってなんでここまで“大甘”なのか?しかし、EUの金融危機の再燃とEUに新たなるブレグジットを引き起こしたくないという点から考えれば“大甘”に動かざるを得なかった・・・
と考えています。
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独IFO研究所、イタリアのユーロ離脱リスクを指摘=新聞
World | 2017年 01月 4日 10:33 JST ロイター
1月1日、独IFO経済研究所のクレメンス・フュースト所長は、イタリア国民は生活水準が改善しない場合、ユーロ離脱を望むようになるとの見方を示した。
さらに、欧州によるイタリア救済プログラムを独政府が承認した場合、「推測も制御も不可能な規模の」リスクを納税者に課すことになると指摘。
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>推測も制御も不可能な規模の」リスクを納税者に課すことになる。
この言葉かイタリアの状況を端的に表しています。
イタリア人には他意はないのですが“いい加減すぎる”運営をしているという事を示しています。
イタリアとフランスを合わせた対外純資産は100兆円以上の赤字を計上しています。更にスペインに至っては150兆円もの対外純資産赤字が計上されている始末です。
対外純資産が全てではないですが大きな指標にはなります。
失礼な喩えですが、欧州の主要国は一部を除いて“稼いでいない”“資産がない”のです。
その上に、通貨はユーロで縛られています。各国の独自の通貨・財政政策はできない状況なのです。日本も経験したことですが不良債権処理には大きな痛みが伴います。日本は貯蓄傾向が旺盛で、対外純資産も大きかったので何とか低金利政策で耐えられましたが、上記国家にその痛みが耐えられるであろうか?
多分、耐えられない(国民が)と予想しています。
更に、イタリアは押し寄せる難民に対してお手上げの状況に至っています。
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イタリアへの移民が今年過去最高に、3年で50万人超が流入
Reuters 016/12/30
イタリア内務省は30日、今年海を渡ってイタリアに到着した移民が昨年より2割増えて、過去最高となったことを明らかにした。過去3年間では計50万人超が流入したという。
内務省は、移民数の急増による危機に対処する上で、欧州連合加盟国の協力が欠けていると指摘した
引用終了
この件に関してはイタリア政府に対して“ご愁傷様です”という状況なのです。
移民・難民問題はドイツの女帝“メルケル”首相の政策ミスが引き起こしたことですが・・・流入した難民があちこちで性犯罪・テロ・強盗・暴行等の犯罪を引き起こし、社会が不安定化しており、只でさえ、失業者の増加による社会保障費の増加がひき起こされれば・・・
国民が右傾化し、“移民排除”を打ち出すでしょう。
只でさえ、アメリカ次期大統領がその状況になるでしょう。
そしてアメリカに続けと・・・フランス・イタリアが名乗りを上げ、そして主に通貨・経済・財政政策への不満からユーロ離脱へとなる可能性が非常に・・・
更に、その“ユーロ帝国”の宗主国ドイツでも移民・難民問題からネオナチ等の右傾化が現れ始め
。
そのユーロをまとめるドイツでさえ
ついに・・・
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ヒトラー「わが闘争」再版でベストセラーに、ドイツ AFPBB News 2017.1.4
ナチス指導者アドルフ・ヒトラーの著書「わが闘争」を戦後初めてドイツ国内で再出版した現代史研究所(IfZ)は3日、同著が予想外のベストセラーとなったと発表した。
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この状況に至っています。
記事ではこれを購入したのは教育関係者で考究の為と言い訳していますが。
欧州の状況が移民で治安が不安定化しています。
読んだ教育関係者が“ミイラ取りがミイラに”となるのも時間の問題でしょう。
そして欧州は政治・経済の混乱の後、分解の道へ・・・
雲は大きくなると千切れます。
PS
詳しくは覚えていないのですが、あるロシアのテレビ番組で国境はどこまであるのと云った少年に対して出演したプーチン大統領は境はどこまでも広がるという趣旨の回答をしていました。
ジョークも含まれているでしょうが、案外、プーチン氏はEUの崩壊を手ぐすね引いて待っているのではないか?と考えています。
あくまで予想です。