キャピタルフライト from シナ共

 キャピタルフライトfrom シナ共


 皆様、今晩は。


 昨今の中国経済は長年の無理がたたりいろいろな歪みがむき出しになっています。三つ子の魂百までとの諺通り、中華思想的発想からか他国との軋轢を引き起こし、内憂外患な状況に至ってきました。
 しかしながら、トランプ氏が大統領になりそれと関係するかの如く米国公定歩合の上昇がダメ押しになり世界の富がアメリカに向かい始め

 引用開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 中国:外貨準備高、11月は10カ月ぶりの大幅減-元安進行

 Bloomberg News  2016年12月7日 18:39 JST


 中国の外貨準備高が11月、1月以来の大きな減少となった。人民元は8年ぶりの安値に下落し、元安が進んだ。
 中国人民銀行発表資料によれば、外貨準備高は11月末時点で3兆500億ドル(約348兆円)と、前月末から691億ドル減った。
 資本規制強化後の外貨準備高減少は、本土住民に認められている年間の外貨両替枠(5万ドル)がリセットされる新年に「厄介」な事態につながる可能性を示唆していると述べた。

 引用終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 世界の景気が悪化し、特に欧州ではブレグジット・テロ関係・不良資産・債券関係で経済が悲惨な状況になりつつあり中国もそのとばっちりを受けているのですが・・・・・一年で5千億ドルもの資金が流出したという異常事態が進行中なのです。


 先のブログでも記載させていただいた通り中国は独裁共産主義国家であり言論の自由に一部制限があり、役人の不正も横行し、ごく一部の沿岸都市部では不動産が実態をかけ離れた暴騰を引き起こし、公害蔓延、食品偽装が横行、まともに生活できる状況ではないのです。


 二〇年前ならいざ知らず、今現在、ネットが普及し、制限はあるものの政府によって隠蔽しきれない不都合な情報も入り始めています。
 只でさえ、年間数万件の非公式の暴動が発生している始末です。今までは力で何とか抑え込めてきましたが・・・


 アメリカ・日本・韓国をはじめとする西側資本主義国への旅行者の急増によって、今迄反日プロパガンダ教育によって一般中国人に植え付けていた“悪魔の国家日本”の真の実態がばれ始め・・・ネットによる情報もちらほら聞こえたら・・・


 もう中央指導部は隠し切れなくなってきました。


 その結果・・・・・・・


 引用開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 中国国家主席が大学に共産党への忠誠要求、教育分野の掌握強化で
 Reuters 2016.12.09

 
 中国の習近平国家主席は、教育分野の掌握強化の一環として、大学に共産党への忠誠を求める方針をあらためて示した。 政府は大学での「西側の価値観」浸透を警戒しており、1月には党の規律・反汚職担当部門から授業における教員の「不適切な」発言を監視する担当者が派遣された。


 引用終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ここまで来ると思想教育・洗脳であり、行きつくところは

 “文革ONE MORE AGAIN”という末期的な状況へ

 しかし、中国には上に政策あれば下に対策アリというスラングがあります。


 中国人は伊達に天〇門を経験していません。国家は崩壊せずとも経済は・・・
 中国の事は中国人が一番知っているのでしょう。


 “経済YABAIかも・・・”


 株の世界には“知ったらおしまい”という格言があります。


 結果


 引用開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


人民元安を恐れる中国人、外貨預金口座の開設急ぐ ロイター2016.12.20

 中国では、人民元の下落を懸念した一般市民の間で外貨預金口座開設する動きが加速。
 公式統計によると、今年1─11月に中国の家計が保有している外貨預金は32%近く増えた。人民元がドルに対して8年ぶりの安値に下がったからだ
 ※家計による外貨保有の急増は資本逃避を象徴しており、人民元安と格闘する政府にとって頭痛の種だ。


 引用終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 通常、外貨・外国投資に関してはいくつか側面がありますが・・・


 その一つ目は、金融自由化などでグローバル投資という言葉にあこがれているパターン。
 これ自体であれば政府に対しての失望からくるのではなく希望もあるでしょうからそんなに問題にはならないのですが大事になるのは二つ目なのです。


 その二つ目は何とか所持しているお金の価値を守ろうという資金逃避型という厄介な状況なのです。この場合は“夢なんぞ知ったこっちゃない”という政府の政策に対して希望なんぞ失い、幻滅している場合で我先に逃げようとしており、国家を見捨てた状況なのです。


 そして、なんとしてもお金を守ろうとする国民の心は餓鬼道を超越し阿鼻叫喚の域

 引用開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 わずか60秒で売り切れに、米ドル建て商品に殺到する中国消費者   Bloomberg 2016.12.19


 人民元相場が一段と下落する前に外貨に替えたいと思っている中国の貯蓄家らは、海外に送金しなくても国内で保持可能な米ドル建て投資商品に飛び付いている。
 招〇〇行が先週売り出した米ドル建て年利2.37%の「理財商品」は60秒ほどで売り切れたという。
 昨年初め以来、中国からの資金流出総額は1兆5000億ドル(約177兆円)を超えている。外貨の中でも特に人気なのは米ドル、豪ドル、香港ドルだ。

 引用終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 わかります。であるからオーストラリアの一部地域で不動産価格の暴騰が発生したのですね。 わかります。


 しかしながらまたあの言葉が・・・あの言葉とはすなわち


 “理財商品”・・・


 中国発の世界で有名になったあの“あ・や・し・い”金融商品ではないですか・・・


 どこに投資(融資)されるか分かったものじゃございません。


 その様な商品にさえ“米ドル建て”と付けばダボハゼの如くお金が舞い込みます。


 逆の見方で云えばそこまで自国通貨に対する信用が無くなり始めているのでしょう。

 しかし、外貨預金であっても、理財商品であっても中国国内の銀行(外資の中国支店は除く)であろうが証券会社であろうが結局中国人民銀行=中国政府の管轄下なのですが・・・

 すなわち、実体は中国国民の預金=中国共産党のお金 なのです。


 朝令暮改の国なので法律改変なんぞ朝飯前♡


 中國国民にとって外国の銀行・証券・保険会社で尚且つ中国以外の国家で口座開設し預金すればまだ安全ですが・・・・・

 この事をすべての国民が理解したときにはもう遅いかも。

 中国の経済(特に金融系)にキャピタルフライトの足跡が


 もうすぐそこに・・・
追記数値に誤りがあったので訂正しました。

2016年12月20日