"オー州”の た・そ・が・れ
“オー州”のたそがれ
皆様、こんにちは
イタリア・フランスでEU離脱派が躍進していますがいったいEUはどうなってしまうのか?豊かさの指標の一つである対外純資産について調べてみたら・・・
(注)2015年末と1013年が混在していますので完全に正確ではありません、概算です。
あと、数字が把握できない国家についてはG7主要国ではないので除外しました
対外純資産黒字国家
ユーロ使用国対外純資産黒字国家総合計280兆円
ドイツ195兆円・オランダ40兆円・フィンランド5兆円・ベルギー25兆円・ルクセンブルグ15兆円
ユーロ未使用国外純資産黒字国家総合計15兆円
デンマーク15兆円
対外純資産黒字国家総合計295兆円
対外純資産赤字国家
ユーロ使用国対外純資産赤字国家総合計362兆円
スペイン150兆円・イタリア57兆円・フランス50兆円・アイルランド26兆円・ポルトガル30兆円・ギリシャ28兆円・エストニア1兆円・キプロス2兆円・スロバキア7兆円・オーストリア9兆円・スロベニア2兆円
ユーロ未使用国対外純資産赤字国家総合計102兆円
ポーランド40兆円・チェコ10兆円・英国12兆円・ハンガリー13兆円・スウェーデン12兆円
対外純資産赤字国家総合計464兆円
対外純資産黒字国家総合計295兆円 - 対外純資産赤字国家総合計464兆円 = 169兆円の大赤字
外貨準備高を加味していないので“即”とは言えませんが・・・・
国内の国土・社会資本等も加味していないので何とも言い難いのですが、対外純資産のみで考えた場合・・・・・
EUは“債務超過”という極めて不安定な状況に・・・
相当追い詰められています。こうなってくるとオー州のS国で数年前に起こった“吸引用も含む”大麻栽培合法化騒動の発生要因が伺い知ることができます。
日本も他人事は云えませんが金欠状態に陥り、更に、移民・難民騒動にて治安悪化が顕在化すれば・・・極右政党が大躍進
一度通貨をユーロに移行したら各国独自の判断での通貨発行は不可能でしょうから加盟国間でも貧富の格差拡大、しまいにはギリシャの様な財務内容をちょろまかす国家も発生、モラルも揺らぎ、政府専用機に売春婦を搭乗(同乗)させるI国のB首相まで暴露され、市場から壮絶な拒否反応を示され退陣に追い込まれた等、欲目を出し大量移民を受け入れた挙句域内で性犯罪等の犯罪が増加、社会の安全性が毀損され、結果
引用開始
引用1
欧州左派の退潮鮮明 仏大統領選、オランド氏が出馬断念
日本経済新聞電子版2016/12/3 1:02
欧州で左派政党の退潮が鮮明になってきた。フランスのオランド大統領は1日、2017年4月の大統領選への不出馬を表明した。
右派や極右の候補に勝てないとの世論調査が多い。イタリアでも中道左派のレンツィ首相が4日の国民投票を前に苦境に立たされており、欧州では右派や急進政党が台頭しつつある。
不出馬を表明したテレビ演説でオランド氏は次期大統領候補(フィヨン元首相(共和党=中道右派)・極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首)の政策を批判した。
多くの世論調査は、決選投票に進むのはフィヨン氏とルペン氏と予測する。
引用2
イタリア首相、辞意を表明 敗北は「極めて明確」 Reuters 2016,12,05
イタリア首相は、4日実施された国民投票で、自身が提唱した憲法改正に対する反対票が賛成票を上回り否決される見通しとなったことを受け、辞意を表明した。
レンツィ首相は、テレビ中継された演説で、「極めて明確」な敗北の責任をとるとした。
引用3
オーストリア大統領選、反移民の極右候補が敗北 AFPBB News 12/5(月) 10:21配信
オーストリアで4日に行われた大統領選の決選投票で、緑の党が支持する無所属のアレキサンダー・ファン・デア・ベレン氏が勝利を確実にした。極右政党・自由党のノルベルト・ホーファー氏は敗北。
公共放送の見通しでは、ファン・デア・ベレン氏が53.3%、反移民を掲げるホーファー氏が46.7%を得票している。
引用終了
いよいよEU域内で分裂が始まりました。EU内の大国英国のブレグジットに始まり、それに続けとばかりに大国のフランス・イタリア迄謀反が発生、幸いか否かは存じませんがオーストリアでは離脱は遠のきましたが・・・得票数で見た場合、国論を二分する状況になっていることが明らかであり、いつ再爆発するか予断を許さない状況になります。
対外純資産で考えた場合、ユーロ=ドイツと考えて差し支えない状況となっています。
しかしそのドイツの莫大な対外純資産ですら他のユーロ圏の対外純資産の大赤字を補いきれないでいます。ユーロ未使用のEU加盟国家の対外純資産の赤字まで加えた場合、
169兆円の欠損が生じており、極めて危険な状況に陥っています。
先のブログでも記載した通り、中国のバブル崩壊はソフトランディングどころかスーパーが付加されるほどのハードランディングとなる見通しです。
そうなると・・・ドイツ銀行の対中国投資の結果とアメリカへの罰金に加え、更にVWの不正による影響は対外純資産の数値にネガティブに反映されるでしょう。
結果・・・もはやEUの対外純資産の債務超過が更なる拡大の状況を呈する事でしょう。論を必要としなくてよい状況に・・・
現EUにとって、対外純資産から見た場合の帳尻合わせとしての一筋の光は?
ありました。
欧州にドイツ以外の金持ち国家が・・それは・・・ノルウェー
ノルウェーの対外純資産は何と85兆円
ノルウェー人をそそのかして加盟させ、通貨をユーロに換えさせれば赤字幅は84兆円まで削減できます。
ブリュッセルEU本部はノルウェー政府に対して猛烈にラブコールを送る事でしょう。
しかし、それでも84兆円の帳尻合わせに迫られます。
ONE MORE AGAIN
お相手は・・・・・永世中立国家 ♡スイス♡
対外純資産は少なく見積もっても何と99兆円
ブリュッセルの心の内は
“永世中立国”なんてツンデレしなくても俺たちと
“合体”しようぜ♡♡♡
に違いないのです。
そう、スイス人もだまくらかさないとならない状況に至っているのです。
成功?の暁には
対外純資産が15兆円の黒字に回復します。
女帝メルケル様の面目は保たれるのです。
しかし、上記に記載した理由等からそのドイツ本体の対外純資産は今後激減する可能性も考えられます。
そうなると、・・・・豊富な天然資源を持ち、強力な軍事力を持った国家が・・・
最後のお相手♡♡♡
そうあの漢?の出番なのです
その漢?とは・・・・・
♡ウラジミール・プーチン♡
女帝メルケル様にとって逞しいお相手となるかもしれないのです。
もっとも、国民にとっては悲惨物語ですが・・・