中華不良債権大陸

中華不良債権大陸


中国経済の失速、頼みの綱の一帯一路にAIIBの不発等で中国の不良債権が増加し始めたがこれからが本番かも知れない、

引用開始

中国商業銀行の不良債権比率、9月末時点は1.76%に上昇
Reuters 電子版 2016,11,10


中国銀行業監督管理委員会(銀監会)によると、第3・四半期末時点の国内商業銀行の不良債権比率は、第2・四半期末時点の1.75%から1.76%に上昇した。
不良債権残高は1兆4900億元(2194億5000万ドル)となり、前四半期末時点の1兆4400億元から増加した。

引用終了

 中国はどの様な基準で区分けしているかわからないのですが、一説には300兆円・400兆円・500兆円とも揶揄されている状況です。天文学的金額であり、どーにもこーにも止まらない状況なのかもしれません。

 しかし上記の記事から考えるに絶対不良債権額が低すぎるのではないか?と疑わざるを得ない数字なのです。
 400兆円はどうかとは思いますが少なくとも公式発表の22~24兆円はあの状況から考えて低すぎそうです。
 どのような審査・区分け基準を用いているのであろうか?
もともとあのクニに正確な数字というものはなく、最悪の輸出品目はいかがわしい数字とも揶揄されている中国ですから平気で大本営発表を垂れ流すのでしょうが


 さすがに噂されている数字と実際の数字に桁が違う数字を発表したらこの銀監会の資質も疑われかねません。
 しかしそれにしても公表されている超過小評価の数字だけでも日本人から見ればのけぞるような数字です。


 鬼城問題はこれから本格化するのでしょうが、更にAIIBの不発、国内にはびこるゾンビ企業など、処理を進めていくうち、銀監会でも隠し切れない数字に膨れ上がっているのではないろうか?と推定しています。
 それでも、経済成長途中(人口ボーナスあり、実体経済の成長)であれば、実質成長と成長に伴うインフレで段々、経時的に隠れてくるようなものですが(そのような状況であればそもそも不良債権は生しにくいwww)
 融資した金銭が賄賂などのアングラマネーに化けて地下に潜り外貨に姿を変え、違法に海外に流出している様では国内にお金が無くなり、内需なぞ見込める状況ではないので・・・


 かつ、大統領がトランプ氏に代わりアメリカでも保護主義圧力が増してくるので経済成長の伸びしろもなくなるでしょうから、そのうち、住宅ローンの返済遅延・ゾンビ企業処理が待ったなしのところまで来た場合。

“臨界点”を超え、大型の不良債権津波のように押し寄せる・・・と考えています

2016年11月11日